戦時中の回覧板やチラシなどを展示した義根益美さん(左)と高久智広教授=明石市役所
戦時中の回覧板やチラシなどを展示した義根益美さん(左)と高久智広教授=明石市役所

 約80年前の戦時中に作られた明石市の町内会の回覧板やチラシなど約40点が、市役所2階ロビーで展示されている。船町(現材木町)の町内会に関わるもので、米軍の空襲を逃れ、民家の蔵に残っていた。食料品をはじめとする物資の配給制度や、出征兵士に対する武運長久の祈願など、戦時下の市民の暮らしが垣間見える。(森 信弘)