多くの人でにぎわう剛ノ池周辺=県立明石公園
多くの人でにぎわう剛ノ池周辺=県立明石公園

 4月に入り、兵庫県明石市内で桜の開花が進んでいる。「日本さくら名所100選」に選ばれている県立明石公園(同市明石公園)でも剛ノ池周辺を中心に見頃を迎えている。春らしい陽気に包まれた5日には多くの花見客が訪れた。(新田欧介)

 園内にはソメイヨシノを中心にヤマザクラや荘川桜など、約1400本の桜が植えられている。同公園を管理する県園芸・公園協会によると、北から南にかけて七分咲き~満開の状態になっており、見頃は10日ごろまで続くという。

 同公園の中心部にある剛ノ池では、取り囲むように桜が植わっている。池の中を進む手こぎボートや、恐竜や白鳥を模したボートにはカップルや小さな子ども連れが続々と乗船し、写真撮影をしていた。

 水辺は、桜を見ながらビールや食事を楽しむ人たちでにぎわった。昨年、約25年暮らした横浜市から明石市にUターンしたという男性(64)は「40年ぶりくらいに明石公園で花見をしたが、懐かしい気持ちでいっぱい」と話した。尼崎市に住む祖父母とともに弁当を食べていた小学2年の男児(7)=大阪府吹田市=は「桜の花びらがひらひらしていてきれい。おばあちゃんが作ってくれた鶏の唐揚げがおいしい」と笑顔だった。

 この日、無料開放された補助競技場でも、花見やバドミントンを楽しむ人が見られた。夫婦で写真を撮っていた明石市内の公務員男性(31)は「補助競技場は人が少なく桜が近くできれいに見えるので穴場だと思った。来年も時期を狙って来たい」と話した。

 ボートの受け付けは午前10時~午後4時(土日祝は午後4時半まで)。現地先着順で予約が埋まり次第、終了する場合がある。また、5月末までの土日祝限定で、明石城の巽櫓(たつみやぐら)も特別公開を行っている。午前10時~午後4時(雨天中止)。同協会TEL078・912・7600