ルソン島に出征した伯父の肖像画を手に語る脇素子さん。遺品の写真からは幼少から学生時代の姿が浮かび上がる=淡路市中田
ルソン島に出征した伯父の肖像画を手に語る脇素子さん。遺品の写真からは幼少から学生時代の姿が浮かび上がる=淡路市中田

 日中・太平洋戦争では、淡路島からも多くの若者が出征し、帰らぬ人となった。淡路市中田の元津名高校教員・脇素子さん(68)は、激戦地のフィリピン・ルソン島で戦死した伯父の遺品を大切に保管する。地元の小学校で教えていたが、23歳の若さで教師の夢を絶たれた。「どんなに生きたかっただろう」。戦後81年、巡り来る夏に、戦没者の無念と戦争の理不尽を思う。(上田勇紀)