改正法の施行を前に神戸市内で実施された飲酒検問。同様の取り締まりが県内各地で行われた=7月17日夜、同市灘区
改正法の施行を前に神戸市内で実施された飲酒検問。同様の取り締まりが県内各地で行われた=7月17日夜、同市灘区

 酒の影響やスピード違反で事故を起こしたドライバーを罰する「危険運転致死傷罪」に7月、数値基準が新設された。これまでは危険運転に当たるかどうかの線引きが曖昧で、捜査現場や司法の判断にばらつきが生じていた。兵庫県警では近年、年間30件ほどに同罪を適用。構成要件がはっきりしたことで件数が増える可能性があり、捜査員からは「人命をおびやかす悪質運転の適切な検挙につながる」との声も上がる。(森下陽介、金松亜衣)

■県警幹部「遺族の無念、くみ取りやすく」

 尼崎市内の県道で1月22日深夜、70代男性が車にひき逃げされ、死亡した。