小野孝太さん(後ろ)の監修で開発した「淡路丼」の写真を手にする淡路高生徒=淡路市役所
小野孝太さん(後ろ)の監修で開発した「淡路丼」の写真を手にする淡路高生徒=淡路市役所

 淡路市の「食の観光大使」を務める料理人小野孝太さん(47)と淡路高校3年生、食品スーパー・ヤマダストアー(太子町)がコラボレーションし、新商品「淡路丼」が完成した。15日に店頭販売を予定しており、高校生は「実感が湧かないほどうれしい」と期待に胸を膨らませた。(古田真央子)

 小野さんは同市志筑出身で、淡路農業高校(現淡路高)を卒業後、日本料理店で修業。大阪・北新地で営む「緒乃(おの)」は、ミシュランガイドで一つ星を5年連続で獲得するなど高い評価を受けている。

 2024年10月に「食の観光大使」に就任し、今月から2期目に。母校である淡路高の調理師コースでは講演や調理実習など、後輩の育成に協力している。

 商品開発は、生徒の記念になることが何かできないかと提案。市が販売に協力してくれる企業を探し、播磨と神戸・阪神間に11店舗を展開するヤマダストアーとの連携が実現した。

 昨年度、北坂養鶏場(同市育波)の卵を使った丼のレシピを生徒24人がそれぞれ考案し、小野さんが食材や味付け、盛り付けなどをアドバイス。今年4月、6班による試食会を開いた。商品化に向け、各班のアイデアを小野さんとヤマダストアーの担当者が検討し、「大阪北新地緒乃監修 兵庫県立淡路高等学校 淡路丼」が完成した。

 ご飯の上に卵約3個分を使ったふわふわのだし巻きが載り、インパクト十分。地元食材のタマネギやちりめんさんしょう、ヤマダストアーが取り扱うオムライスソースを添えて、飽きのこないよう工夫した。

 市役所で4日にあった完成披露会には、貞結生里(さだゆいり)さん(18)▽安川真士(まさと)さん(17)▽下賀愛夢(らむ)さん(17)-が出席。「高校生でもこんなことができるなんて。いろんな人の助けのおかげ」と感謝を述べた。

 小野さんは「料理人を目指す人の刺激になれば」と話し、「生産者とコラボして、調味料など料理の幅を広げるものを作りたい」と意気込んでいた。

 販売価格は880円(税別)を予定。