父親の遺体を自宅に放置したとして、兵庫県警伊丹署は２０日、死体遺棄の疑いで、住所不定、無職の男（４７）を逮捕した。
逮捕容疑は、２０２３年１月初旬、父親＝当時（７６）＝が死亡しているのを知りながら、同県伊丹市の自宅に放置した疑い。調べに対し、「父親の体を触ると冷たくなっていて死んだと分かったが、通報などをせず、家を出て逃げてしまった」と容疑を認めているという。
同署によると、父親の体に目立った外傷はなかった。司法解剖の結果、死因は不明だったという。
同年２月初旬、自宅を訪れた福祉関係者が父親の遺体を見つけて通報した。捜査の過程で、男が愛知県内にいることが分かったという。
