20日午後1時50分ごろ、兵庫県淡路島北端の江崎灯台から西に約6・5キロの海上で、長さ約50メートルのタンカー(364トン)がエンジントラブルで漂流した。午後3時半ごろには潮に流され、明石海峡大橋の橋脚の土台部分に接触。けが人や油の流出はなかった。
神戸海上保安部によると、西から東へゆっくりと進むタンカーを確認した大阪湾海上交通センターが同船に呼びかけ発覚。同保安部から出動した巡視艇ふどうがえい航し、午後5時20分ごろ、タンカーのオーナーが手配した船に神戸港沖で引き継いだ。タンカーが接触したのは船舶の衝突から橋脚を保護する部分で、橋脚に破損などはなかった。