交流サイト(SNS)で知り合った相手に1千万円超をだまし取られたとして、兵庫県神戸市北区の男性会社員(46)が14日午後、県警神戸北署に届け出た。同署は詐欺事件として調べる。
同署によると、男性は今年7月にシンガポール人を名乗る女性からSNSで連絡を受け、やりとりするうちに好意を寄せるようになったところ、暗号資産(仮想通貨)を使った投資を勧められ、9月7日~10月18日の24回にわたって、計約1167万円相当の暗号資産を指定先に送金したという。
男性は10月に暗号資産の口座がゼロになっているのに気づき、相談先の指摘を受けて、被害を届け出た。
SNSで知り合った相手に恋愛感情を抱かせて金をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」は全国で相次いでおり、兵庫県警は注意を呼びかけている。