地元ゆかりの名作文学をひも解きながら、気鋭の演奏家が作品にちなんだ曲を披露するシリーズ「芦屋文学と音楽」の第２回が３月２３日、ルネサンスクラシックス芦屋ルナ・ホール（芦屋市業平町８）である。入場無料で、能登半島地震被災地支援チャリティーとして開かれる。
ルナ・ホールの命名権を持つ音楽ブランド「ルネサンスクラシックス」の主催。さまざまな芸術を通じて阪神間モダニズムが花開いた地の魅力を再発見するとともに、阪神・淡路－の地から息長く被災地を支援していこうと、来場者に募金を呼びかけ、２月の第１回は３３万３７３０円の義援金が寄せられた。
今回は、世界で活躍中のピアニスト福原彰美さんが村上春樹「ノルウェイの森」「中国行きのスロウ・ボート」などから作品に登場する曲を演奏。野坂昭如「火垂るの墓」、谷崎潤一郎「細雪」では、フリーアナウンサー川邊暁美さんが作品を朗読する。
後半は「鎮魂と祈り」と題し、一周忌を迎える坂本龍一さんの作品を特集する。文学解説は神戸新聞社の冨居雅人経営企画局次長。
先着６００人を無料招待。午後１時半開演。整理券が必要。ムジカキアラＴＥＬ０３・６４３１・８１８６（平日１０－１８時）
