第36期女流王位戦について対談した佐々木大地七段(右)と小高佐季子女流初段
第36期女流王位戦について対談した佐々木大地七段(右)と小高佐季子女流初段

 24日、姫路市で開幕する将棋の第36期女流王位戦(神戸新聞社主催)5番勝負で、福間香奈女流王位(33)=清麗、女流王座、女流名人、倉敷藤花=に、西山朋佳女流三冠(29)=白玲、女王、女流王将=が挑む。女流棋界の頂上決戦に向け、佐々木大地七段(29)と小高佐季子女流初段(22)が展望を語り合った。

 -福間女流王位の棋風は。

 佐々木 終盤力が高く大崩れしない将棋。序盤の精度も上がり、完成されつつあります。丁寧な棋風なので押さえ込みも上手。振り飛車党にとって、さばきの切れ味と、手厚い将棋を両立させるのはなかなか難しいのですが、それを兼ね備えているのが福間さんの強みです。

 小高 序盤から安定した指し回しで、最善を常に指されます。終盤、自陣に手を入れるタイミングがいつも参考になります。