「若い人たちにも、もっと着物の世界に触れてほしい」と語る桐生正子さん=神戸ファッション美術館
「若い人たちにも、もっと着物の世界に触れてほしい」と語る桐生正子さん=神戸ファッション美術館

 大正から昭和初期にかけて女性のおしゃれ着として大流行した着物「銘仙」を紹介する特別展「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」が6月15日まで、神戸ファッション美術館(神戸市東灘区)で開かれている。デザイン性の高さから現在はアンティーク着物として人気の高い銘仙。柄や着こなしの変遷をたどると、社会情勢や女性を取り巻く環境が見えてくる。特別展を監修したコレクターで研究家の桐生正子さんと、木琴奏者でコレクターとして知られる通崎睦美さんに、その魅力を語り合ってもらった。(津田和納)

■桐生さん、西洋文化の影響も/通崎さん、Tシャツ的な幅広さ