19歳だった第2回大会を振り返り「ファイナルで神戸市室内管弦楽団と演奏したことは素晴らしい思い出」と語るエマニュエル・パユ=大阪市内
19歳だった第2回大会を振り返り「ファイナルで神戸市室内管弦楽団と演奏したことは素晴らしい思い出」と語るエマニュエル・パユ=大阪市内

 世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者エマニュエル・パユが神戸に凱旋(がいせん)する。1989年の神戸国際フルートコンクールを制し、世界に羽ばたいた名手。7月12日に開幕する「KOBE国際音楽祭」のオープニング・コンサートを企画し、ソリストとして神戸文化ホール(神戸市中央区)のステージに登場する。(藤森恵一郎)

■1989年神戸国際コンクール1位

 スイス・ジュネーブに生まれ、パリ国立高等音楽院で研さんを積んだ。19歳で神戸国際フルートコンクール第1位を獲得。93~2000年にベルリン・フィルの首席奏者を務め、02年から再び首席奏者として楽団をけん引する。