宇宙事業会社スペースワン(東京)が、自社の小型ロケット「カイロス」3号機を、2026年2月25日を軸に打ち上げる方向で調整していることが10日、複数の関係者への取材で分かった。打ち上げは民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」(和歌山県串本町)で実施する。同社は、民間単独では国内初となる衛星の軌道投入を目指しており、3度目の挑戦となる。
スペースワンは、IHIエアロスペースなどの共同出資で18年に設立。衛星を低コストで高頻度に宇宙へ運ぶ事業を目指している。これまでに打ち上げた1号機と2号機はいずれも失敗した。
























