マンション開発の和田興産(神戸市中央区)の新入社員5人が、新聞の活用で仕事力向上を目指す神戸新聞社のNIB(NewspapeinBusiness)研修を受けた。
NIBは、情報があふれるインターネット時代に、確かな情報を多様な視点で収集・活用して業務に生かそうという取り組み。2018年から新人研修に導入している和田興産の田中隆章総務人事課長(45)は「情報の偏食を防ぎながら日々の出来事と自分とのつながりを意識することで、担当業務の風景が広がっているようだ」と話す。
研修は2日間で、神戸新聞NIE・NIB推進部の冨居雅人部長が、新聞の特長や読み方、分かりやすく伝わる文章作りのコツなどを解説。記事の見出しや短文作成、気になる記事を業務課題につなげて読み解くワークショップもあった。
分譲マンション事業第二部の小田原渚さん(22)は「新聞は難しい印象だったが、興味の外側にある情報に幅広く接することができると知った。しっかり活用したい」と話していた。