一般ドライバーが自家用車を使って有償で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」が31日、神戸や尼崎、西宮市などの「神戸市域」で始まることが分かった。国土交通省近畿運輸局は30日、「東京・日本交通」(神戸市東灘区)と「アドバンス」(伊丹市)のタクシー会社2社に対し、神戸市域で初の事業許可を出した。東京・日本交通は31日夕方からサービスを始め、繁華街を中心に運行する予定。
日本版ライドシェアは、タクシー会社の管理のもと、雇用契約を交わしたドライバーが自家用車で客を運ぶ制度。運賃はタクシーに準じ、原則として配車アプリを使ったキャッシュレス決済とする。タクシーが不足しているとして国が指定した曜日や時間帯、車両数に限り、運行できる。