次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」を発表する住友ゴム工業の山本悟社長=22日午後、東京都内
次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」を発表する住友ゴム工業の山本悟社長=22日午後、東京都内

 天候や温度に応じて接地面のゴムが最適な硬さに変化し、路面をグリップする次世代のオールシーズン(全季節用)タイヤを、住友ゴム工業(神戸市中央区)が22日発表した。過酷な氷上路面以外では、雪のシーズンも冬用のスタッドレスタイヤに交換せずに済むという。10月から発売する。

■「全てのノーマルタイヤをシンクロウェザーにしたい」

 ダンロップブランドで、名称はあらゆる路面に対応するという意味の「シンクロウェザー」。乾いた路面ではタイヤの接地面が硬く、雨天や降雪時には自然に軟らかくなって路面のグリップ力が高まる。2017年から研究機関や化学メーカーと開発してきた。