甲子園球場(西宮市)が100周年となる8月1日と直前の2日間(7月30、31日)、同球場とプロ野球阪神タイガースは、読売ジャイアンツとの3連戦を「KOSHIEN CLASSIC SERIES(甲子園クラシックシリーズ)」と銘打って行う。通常より約4千人多い約4万7千人の観客を収容。1日午後5時半からは球場にゆかりのある各界の著名人を招き、盛大に記念式典を催す。
式典は、熱心な虎ファンとして知られる俳優渡辺謙さんがスペシャルプレゼンターを務める。「次の100年間、野球というゲームが愛され続けることを切に祈りながら、甲子園球場を皆で守っていく、そんな決意の1日になれば」とコメントを寄せた。
総合演出は、世界で活動する山本寛斎事務所が担当。歌手のAIさんがスペシャルライブを行い、アラビア語で「後に続くもの」という意味の代表曲「アルデバラン」を歌う。阪神を初の日本一に導いた元監督吉田義男さんと巨人V9時代のエース堀内恒夫さんが始球式を行う。
昨年末の合唱コンサートで「1万人の六甲おろし」を披露した指揮者佐渡裕さん▽試合前セレモニーに出演経験のあるフィギュアスケート女子の坂本花織さん▽子どもの頃、自宅が岡田彰布監督の実家に近く、訪れたこともあるモデルのアンミカさん-らも参加する。
30日の試合前には、レジェンド打者の掛布雅之さんと原辰徳さんがユニホーム姿で記念打席に立つ。31日は100組の少年少女たちが登場し、グラウンドで一斉に投球を行う。
また30、31の両日、五回裏終了後に甲子園でコンサート経験のあるアーティストがライブを披露。30日はロックバンド「TUBE」、31日は3人組ボーカルグループ「ベリーグッドマン」が登場する。
3連戦のチケットは既に完売。30日の入場者には記念タブロイド紙、31日は記念ボール、8月1日は観戦証明書と記念キャップが贈られる。(大島光貴)