みなと銀行(神戸市中央区)の武市寿一社長(62)は16日までに、口座開設手続きの電子化などで、2025年度の口座獲得数を現状の1・5倍の6万件に引き上げる目標を明らかにした。25歳以下の若者にはATMの時間外手数料をいつでも無料にするなど、来年の親会社りそなホールディングスとのシステム統合を機に、手薄だった個人向け取引を強化する。
システム統合を予定する1月6日午後8時から、口座管理や振り込みができるスマートフォンアプリを、現在の「みなとdeグループアプリ」から、りそなグループのアプリに統一する。機能が大幅に向上し、来店しなくても口座開設ができる。ただ、アプリの名称から「みなと」の文字は消え、アイコンの色も青から緑に変わる。
25歳以下の優待は「U25銀行割」の名称で、既にりそな銀行や関西みらい銀行などのグループ行が導入。ATMの時間外手数料のほか、クレジットカードの年会費も無料にする。