阪神・淡路大震災の被災地で、衣服が「暮らしの道具」として必要であることを再認識し、シンプルで機能性にこだわった衣料品や雑貨を扱うよう方針を変更したセレクトショップ「Bshop(ビショップ)」。森威(たけし)社長(44)は、神戸などを活気づけようと、地域貢献にも力を入れる。
2020年に、サッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸とオフィシャルパートナー契約を結んだ。
構想自体は16年くらいからありました。10年代以降に多店舗化を進めていて、「自分たちって何なんだろう」と考えることがありました。世界を見れば地方やローカルを大事にする流れがありますが、買い付けなどで海外に行くと、自分たちは「東京の会社」だと思われていた。神戸を大事にしているつもりでしたが、神戸の会社であることをもっと押し出していかなければ、と思いました。