菅野勝義さん(左)の指導を受けながら、網に入れた種もみを湯に浸して消毒する藤本圭一朗さん(右)ら=加西市常吉町、アクシス常吉
菅野勝義さん(左)の指導を受けながら、網に入れた種もみを湯に浸して消毒する藤本圭一朗さん(右)ら=加西市常吉町、アクシス常吉

 酒米の王様と称される山田錦づくりが盛んな加西市。昨年の田植えを前に、同市の若手農業者らには不安があった。全国的にイネが枯れる「ばか苗病」が流行。種もみの段階から感染し、気付かず植えれば収穫量が減るかもしれなかった。