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 食酢製造、販売のマルカン酢(神戸市東灘区)は、創業家出身の笹田隆会長(76)が社長を兼務し、長男の賢吾氏(52)が新たに代表取締役に就任する人事を発表した。勝木慶二郎社長(71)は代表取締役となり、笹田隆氏を補佐する。いずれも25日付。

 同社は1649年創業の老舗メーカー。笹田隆氏は食品会社社長を務めた後、飲食店開業を支援する「上昇気流」(東京)の設立などを経て、2019年にマルカン酢会長に就いた。勝木氏はゼンショー商事取締役などを経て、同年にマルカン酢社長となった。

 賢吾氏は96年に青山学院大経営学部を卒業後、インターネット接続事業のニフティに入社。15年には日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に入り、執行役員としてリーグのデジタル戦略を推し進めた。

 賢吾氏は米国マルカン酢の最高経営責任者(CEO)にも就任した。マルカン酢は海外事業に力を注いでおり、代表取締役3人体制で海外拠点との連携強化などを図る。(大盛周平)

【笹田 隆氏】(ささだ・たかし)甲南大理学部卒。キッコーマン社員、98年食品会社社長などを経て、04年に飲食店開業支援会社「上昇気流」設立。19年からマルカン酢会長。神戸市東灘区出身。