米国立衛生研究所の研究者と芦田信会長兼社長(右)。JCRファーマは創業当初から、海外の研究機関や企業と連携して事業を進めてきた=1980年ごろ(JCRファーマ提供)
米国立衛生研究所の研究者と芦田信会長兼社長(右)。JCRファーマは創業当初から、海外の研究機関や企業と連携して事業を進めてきた=1980年ごろ(JCRファーマ提供)

 血栓を溶かす酵素「ウロキナーゼ」の精製で1975年に起業したJCRファーマ(芦屋市)の芦田信会長兼社長(82)。その後、製剤の輸入販売や遺伝子組み換えによる開発製造に事業を広げていく。会社を支えたのは優秀な研究者たちだった。