韓国のスタートアップ(新興企業)8社が事業を紹介するピッチイベントが21日、神戸・三宮のビジネス交流拠点「アンカー神戸」で開かれた。約50人が集まり、金融とITを融合させた「フィンテック」から、ペット飼育をデジタル技術で進化させた「ペットテック」まで、幅広い業種との連携を模索した。
神戸空港の国際化を受け、アンカー神戸は海外にある創業支援組織との交流を進める。中でも、直行便がある台湾、韓国とは緊密な連携を目指している。今回は連携協定を結ぶソウル市の起業家支援組織「ソウル経済振興院」と協力し、日本進出を視野に入れるスタートアップを呼んだ。
「PFCテクノロジーズ」は、人工知能(AI)で金融機関の与信審査を自動化するサービスなどを紹介。「フォドルス」は、ペットショップの顧客管理システムや飼い主向けのアプリなど自社商品を解説した。
アンカー神戸は今後、台湾にある同様の組織ともイベントを計画している。(大盛周平)