国土交通省近畿運輸局は28日、神戸市や阪神間などのタクシー事業者が改定を申請していた新運賃を公示し、11月27日から実質的な値上げが決まった。普通車で「1・4キロ700円」だった初乗りの上限運賃が、「1・3キロ700円」となる。100円が加算される走行距離も254メートルから225メートルに短縮する。
値上げは2023年5月以来、2年半ぶり。運転手確保に向けた賃上げや燃料代の高騰、配車アプリの手数料に充てるためという。
神戸市と阪神間6市1町、明石市魚住町の瀬戸川以東、大阪(伊丹)空港の出発か到着が対象。域内で75%の車両を持つ44事業者から4~7月に申請があった。
今回改定する地域以外の兵庫県内分は、同運輸局が審査後に統一運賃を公表する。(大島光貴)

























