台湾から神戸空港に到着した旅行客ら=5月、神戸市中央区
台湾から神戸空港に到着した旅行客ら=5月、神戸市中央区

 神戸空港から出国したインバウンド(訪日客)のうち、神戸市内に立ち寄った人は82%、宿泊した人は73%に達したことが、神戸観光局の調査で分かった。「神戸ビーフ」「海や港町の風景」が人気で、半数以上が三宮や元町、メリケンパークに立ち寄っていた。韓国は「映え」、台湾は買い物を重視するなど、訪問先や旅のスタイルには「お国柄」も表れた。

 調査は4月に国際化した神戸空港で、5月1日~7月25日に実施した。国際線の乗客が利用する第2ターミナルビルでQRコードを印刷したカードを配り、スマートフォンから499件の有効回答を得た。

 全体の98%が神戸への旅行に「満足した」と回答。訪日の目的は観光とレジャーが9割を占め、個人旅行者が全体の8割に上った。市内に立ち寄らなかった2割弱の人は、主に大阪から神戸空港に直接向かったという。

 国際チャーター便が就航する3カ国・地域別に回答(複数回答可)を分析すると、違いが際立った。