新工場でレタスを手にするゼブラグリーンズの小畠諒将取締役(右)ら=加古川市志方町永室
新工場でレタスを手にするゼブラグリーンズの小畠諒将取締役(右)ら=加古川市志方町永室

 野菜生産の新興企業ゼブラグリーンズ(加古川市)は、兵庫県内で最大クラスのレタス工場を同市志方町に開設した。限られた人手と面積で年間300万株に上るリーフレタスを作れる効率の良さが特色。与える水の温度を調節することで、暑さに弱いレタスを夏場にも栽培できる。創業メンバーは「彩り豊かなサラダを日常生活で楽しんでもらいたい」と思いを込める。(長尾亮太)

■11月から兵庫や大阪のスーパーに出荷開始の品も

 同社は2021年、大手種苗会社の出身者3人が設立した。加古川市のほか、大阪府能勢町と姫路市にも農場があり、さまざまな種類のトマトを生産している。主力商品の「たまとま」は卵のような形状で、リコピンやグルタミン酸などの栄養を多く含むという。