神戸-ソウル間をチャーター便で月曜から金曜日に、1日2往復する大韓航空機=神戸空港
神戸-ソウル間をチャーター便で月曜から金曜日に、1日2往復する大韓航空機=神戸空港

 2006年2月に開港した神戸空港は、都心から近い利便性を生かし、18年の民営化、25年の国際化を経て、着実に市民の空港として定着してきた。30年前後には国際定期便の就航も視野に入れ、集客、観光面での経済効果にも期待が集まる。

■発着1日60回の小規模スタート

 開港までの歴史を振り返ると、関西における国際空港の整備に向け、神戸沖空港案が1960~70年代に浮上したが、いったん頓挫。神戸市は1982年に「神戸沖新空港計画試案」を発表し、あらためて空港建設への意欲を示した。97年に当時の運輸省から神戸市営空港としての飛行場設置が許可され、99年には空港島の埋め立てに着手。それからわずか7年後の2006年2月、開港にこぎつけた。関西には関西国際空港、伊丹空港があるため、神戸空港はそれを補完する位置づけだった。当初の運用時間は午前7時~午後10時、1日当たり発着回数は60回(往復30便)と、小さくスタートを切った。