企業で働く障害者が増えている。兵庫県内では3年連続で過去最多を更新した。人手不足の中、企業は障害者が勤務しやすい環境づくりに注力する。今年7月には、企業に義務付けられる「法定雇用率」が、現行の2・5%から2・7%に引き上げられる。誰もが働きやすい職場を目指し、県内で進む取り組みを追った。(長尾亮太)
「『難しい作業はできない』というのは、こちらの勝手な思い込みだった。仕組みを用意したら、できるようになってくれた」。インターネットで着物を中心とした貸衣装事業を営むいせや写真館(洲本市)の西田晃三社長(48)は、目を輝かせる。
知的障害のある坂口美紀さん(21)は2023年の入社当時、帯にアイロンをかける作業を任されたが、慣れてくると集中力が途切れるようになった。そこで西田さんは他の作業を任せてみた。一度に一つの作業に集中できるよう心がけたという。その作業も複数の工程に分解し、一つずつ取り組んでもらった。






















