少し前の話だが、大手小売企業が社員からのアイデア募集企画を開始した。既存品には反映しきれないような提案が数多く上がってきた。ところが担当役員が数々のアイデアを見て、「採算の合うものが欲しい」と言い放った。
あぜんとする周囲。「いや、目先で売れるかどうかではなく、あくまでアイデアなんですけど」と突っ込む部下もなく、会議は収束していった。確かに売れるに越したことはないし、予算の責任を持つ役員の気持ちもわかる。しかしユニークなアイデア品がすぐに売れるとは限らないし、確実に売れるアイデアなんてもはやアイデアではない。























