河東けいさんのライフワークを引き継ぎ、一人芝居に初挑戦する末永直美さん=西宮市高松町
河東けいさんのライフワークを引き継ぎ、一人芝居に初挑戦する末永直美さん=西宮市高松町

 戦前の言論弾圧で拷問死した小説家、小林多喜二の母を演じる一人芝居「母-多喜二の母」が22、23日、伊丹市伊丹2のアイホールで上演される。関西新劇界を代表する俳優の河東けいさん(98)=尼崎市=がライフワークとして続けてきた舞台を、俳優の末永直美さん(66)=西宮市=が今回初めて引き継ぐ。末永さんは「子どもを思う母親の気持ちを自分なりに表現できれば」と話す。(地道優樹)