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 関西学院大の西宮上ケ原キャンパス(西宮市)で14日午後1時半から、東日本大震災について考える催し「あの日から13年、心の叫びを聞いてください 自主避難者の暮らしから」が開かれる。

 同大社会学部の金菱清教授=災害社会学=のゼミに所属し、トラウマ(心的外傷)をテーマに研究している学生たちが企画した。

 会場は大学図書館の図書館ホール。第1部は、福島県の家族が、新潟・佐渡島で開かれた保養合宿に参加する様子などを追ったドキュメンタリー映画「かくれキニシタン 声をあげる10年目の福島」(関久雄監督)を上映する。

 午後3時からの第2部は、福島県郡山市から東京都に母子避難し、現在は長野県に暮らす詩人、星ひかりさんが登場。星さんは被災者としての訴えや東京電力福島第1原発事故に対する思いを詩に込め、発表している。当日は、東日本大震災で避難経験があるゼミ生の飯村拓海さんと対談。参加者とのフリートークもある。無料。事前申し込みは不要。