関東大震災の死者・行方不明者
 関東大震災の死者・行方不明者

 102年前に発生した関東大震災では、神奈川県の方が震源に近いのに、離れていた東京府(当時)の死者数が神奈川の倍以上になった。東大などの分析で明らかになった死者の住所分布は、急激な工業化で東京東部に人口が集中し、災害に弱かった都市構造や、家族全員が逃げ込んだ先で火災に巻き込まれた可能性を浮き彫りにする。研究者は、資料をさらに検証する必要性を強調する。