西宮市の芦原地区に伝わる民俗芸能「シャコ踊り」の練習に励む児童らと山下淳子さん(手前左)=西宮市西福町
西宮市の芦原地区に伝わる民俗芸能「シャコ踊り」の練習に励む児童らと山下淳子さん(手前左)=西宮市西福町

 西宮市発祥の民俗芸能「シャコ踊り」を披露する「郷土盆踊り大会」が10、11日の午後6~9時、中央体育館分館運動場(西宮市神祇官町)である。跳びはねるなど激しい動きが特徴で、地域住民らが踊りや太鼓の練習に励んでいる。

 シャコ踊りは同市芦原地区の発祥とされており、芦屋市などにも伝わる。明治以前から農業の収穫期に踊ったともされ、苗を田に投げ入れる、稲を背負うといったしぐさがある。シャコのように跳ねるさまや神社の講「社講(しゃこう)」が由来となっているとされる。