芦屋市は、市民52人から介護保険料と後期高齢者医療保険料を計約63万円過徴収していたと発表した。対象は2009~21年度に亡くなった人で、還付加算金を加えて全額を遺族らに返還する。
それぞれの保険料は2カ月ごとに支払われる年金から天引きされており、保険料が発生する前に亡くなった場合は還付する必要がある。市は年金機構から通知を受けた後に還付しているが、通知を受けたにもかかわらず還付していない事務処理ミスなどがあったという。過去にさかのぼって年金機構に照会し、判明した。今後は定期的に照会するという。(土井秀人)