図書館について語る芦屋市の高島崚輔市長(左)と小川洋子さん=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)
図書館について語る芦屋市の高島崚輔市長(左)と小川洋子さん=芦屋市精道町(撮影・吉田敦史)

 作家の小川洋子さん(63)=西宮市=と芦屋市の高島崚輔市長(28)が1日、同市役所で、図書館をテーマに対談した。小川さんは芦屋に暮らしたことがあり、同市を舞台にした作品「ミーナの行進」には市立図書館打出分室(打出小槌町)が登場する。小川さんは「図書館には思いも寄らない出合いが無限に待っている」と話し、高島市長は「図書館がみんなの心のよりどころになるような環境にしていきたい」と語った。(堀内達成)

■「新作、阪神間に住まなければ書けなかった」

 対談は、市が月2回作成している映像の広報番組「あしやトライあんぐる」向けに企画された。ミーナの行進は中学1年の少女が、裕福で体が弱い、本好きのいとこの家で過ごす1年を描く。