28日午後、「大規模なマネーロンダリング事件の共犯者になっている」などとうその電話を受けた兵庫県伊丹市の会社員男性(45)が、捜査協力名目で250万円をだまし取られたとして県警伊丹署に届け出た。同署が特殊詐欺事件として調べている。
同署によると、22日、男性の自宅に配送業者や「仙台警察」の警部を名乗る男らから「上海宛ての荷物が税関で引っかかり止まっている」「大規模なマネーロンダリング事件の共犯者として(男性の)名前が挙がっており、捜査対象となっている」などとうその電話があった。
男性は警部を名乗る男から捜査への協力を求められ、LINE(ライン)などでやりとりをしていたが、28日、電話で「関わっている人間をみんな逮捕することになった」などと言われてパニックになり、さらに「検察に掛け合うため、指定した口座に送金してもらえれば資金を調べることができる」などと言われ、インターネットバンキングを利用し、指示されるまま250万円を振り込んだという。
その後、不審に思って宮城県警に確認したところ、詐欺被害を指摘され、だまされたことに気づいたという。
























