一般社団法人「あまがさき観光局」と尼崎市スポーツ振興事業団は、同市在住の漫画家・尼子騒兵衛さんの代表作「落第忍者乱太郎」のキャラクターをデザインした特製マフラータオルを製作した。スポーツになじみがある五つのキャラクターの元気あふれるコマを描いた。11日からベイコム総合体育館(同市西長洲町1)などで販売を始める。
「落第忍者-」は1986年に連載がスタートし、漫画を原作としたアニメ「忍たま乱太郎」は93年に放映が始まった。尼子さんは尼崎の生まれ育ちで、猪名寺乱太郎や富松作兵衛など地元の地名に由来した登場キャラクターも多く、ファンの「聖地巡礼」は全国からあるという。
観光局は2023年度に尼子さんとライセンス契約を結び、市内企業と「落第忍者-」のキャラクターをあしらったどら焼きやオイル調味料を共同開発。今回のコラボは第3弾となる。
マフラータオルの大きさは横約1メートル、縦約20センチ。忍者学校「忍術学園」の体育委員の七松小平太や平滝夜叉丸(たいらのたきやしゃまる)らが登場する漫画のイラスト(43巻137ページ)などを描き、1~6年の学年カラー6色を線状に施した。
観光局は「作品ファンをはじめ、訪れる人々に尼崎らしさを感じてもらえれば。市民にもスポーツやレクリエーションで活用してもらいたい」としている。
価格は税込み2千円。同総合体育館と尼子騒兵衛漫画ギャラリー(同市開明町2、市開明庁舎)で販売。同市スポーツ振興事業団TEL06・6489・2027
(金 旻革)