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「自分らしく生きて」と呼び掛けた西原さつきさん=山陽中学校(同校提供)
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「自分らしく生きて」と呼び掛けた西原さつきさん=山陽中学校(同校提供)

 自認する性と体の性が一致しないトランスジェンダーへの理解を深める講演会がこのほど、姫路市延末の山陽中学校で開かれた。男性から女性に性転換した女優でタレントの西原さつきさんが「自分らしく生きて」と呼び掛けた。

 来年度から男女ともにブレザー、スラックスタイプの制服を標準化することを受け、LGBT(性的少数者)への理解を深めようと同校が企画した。在校生約940人が体育館や各教室で聴き入った。

 西原さんは男性として生まれ、幼少期から自身の性別に強い違和感を抱いていたという。中学生でトランスジェンダーであると自覚し、16歳のころ、ホルモン治療を開始。大学卒業後は女性社員として広告代理店に勤めた経験などを話した。

 生徒から「心も体も女性として生きていくと決めて良かったこと、困ったことは何ですか」と質問を受け、「困ったことはありません」と笑顔で答えた。

 長谷川貴久校長は「周囲が違いを認め多様性を理解することで『男らしく』『女らしく』ではなく『自分らしく』生きることができる社会が実現する」と話していた。(安藤真子)

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