開業から4季目を迎えた兵庫県神河町上小田のスキー場「峰山高原リゾートホワイトピーク」が19日、オープンした。今年は寒波の到来で雪に恵まれ、初日から全3コースが滑走可能に。ゲレンデには早速、家族連れらの歓声が響いた。
同スキー場は14日以降の寒波で氷点下5度前後まで冷え込み、自然雪と人工降雪機で約40センチの積雪を確保。初日から全面滑走できるのは初めてという。
コースはなだらかな斜面が多く、初心者や家族連れにターゲットを絞っている。運営会社の正垣(しょうがき)努社長(43)は「新型コロナウイルス禍だが、夏場は野外キャンプの来客が伸びた。スキーを始める人も増えてほしい」と期待する。
ゲレンデでは転びながらスノーボードを練習する若者や、雪遊びをする親子の姿があった。家族4人で訪れた同県姫路市の男児(8)と女児(7)は「スノーボードでジャンプして気持ちよかった」と笑顔を見せ、雪合戦を楽しんでいた。(古根川淳也)
