中播磨地域の高校生による「新春書道展示」が4日、兵庫県姫路市北条1の県中播磨県民センターで始まった。新しい年の平穏を願い、希望への思いを込めた作品が並ぶ。8日まで。
日本の伝統文化に親しむ「県伝統文化研修館」(同市双葉町)の主催。コロナ禍で行事の中止が相次ぐ中、正月らしさを感じてもらおうと企画した。香寺高(同市香寺町土師)と賢明女子学院高(同市本町)の書道部が出品した。
香寺高は、部長の下川幸恵さん(18)が「明日を拓(ひら)く」と中央にしたため、他の部員5人が五つの書体で「望」と書いた。
賢明女子学院高の2人は、鶴を詠んだ俳句の書を合作した。1年の女子生徒(16)らは「鶴が悠々と大空を舞う姿のように、平穏が広がってほしい」と話した。
午前9時~午後5時半。無料。同センターTEL079・281・9758
(安藤真子)
