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14日から時短営業する飲食店。店主の中柴明さんは「昼のお客さんもますます減るかもしれない」と不安を口にした=姫路市亀井町(撮影・小林良多)
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14日から時短営業する飲食店。店主の中柴明さんは「昼のお客さんもますます減るかもしれない」と不安を口にした=姫路市亀井町(撮影・小林良多)
姫路城周辺では、緊急事態宣言を見越して12日から休業に入った店舗も=姫路市本町(撮影・小林良多)
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姫路城周辺では、緊急事態宣言を見越して12日から休業に入った店舗も=姫路市本町(撮影・小林良多)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が兵庫など7府県に緊急事態宣言を再発令した13日、兵庫県の姫路・西播磨地域の観光地や飲食業の関係者からは「とどめを刺された」と悲鳴が上がった。猛威を振るうコロナ禍は収束が見通せず、先行きの不安から飲食業以外にも補償を求める声が相次いだ。

 コロナ禍で入城者が激減した姫路城は13日も観光客の姿がまばらだった。

 三の丸広場内の土産物店「西の丸茶店」の女性従業員は「もっと早く再発令すれば、ここまで深刻なことにならなかったのでは。客足はさらに減るだろうから、せめてしっかりとした補償を用意して」と注文。城周辺の土産物店の中には、休業に踏み切る店舗も見られた。

 「『Go To トラベル』で戻った観光客が停止で消え、今回の宣言でとどめを刺された」と話すのは、姫路旅館ホテル生活衛生同業組合の原聡組合長(52)。「期間が終わるまで耐えるしかない」とため息をつく。

 宿泊客は昨年9月からやや持ち直し、11月は市内のホテルの多くで前年度を超える売り上げを記録。しかし、「Go To」の停止で観光業界は冷え込み、往来制限でビジネス客も減った。「事業の存続に危機感を持つホテルもある。組合として市や県に公的支援を求めていかざるを得ない」と話す。

 嘆き声は西播地域の観光地からも上がる。

 神河町上小田のスキー場「峰山高原リゾートホワイトピーク」は、9~11日の3連休明けから客足が急速に鈍った。週末に関西3府県が緊急事態宣言の再発令を要請したためとみられ、12日の来場者数は1週間前から75%減の95人。団体予約のキャンセルも相次ぐ。

 暖冬で営業日数が少なかった昨季から一転、今季は12月中旬のオープン当初から全面営業が続く。運営会社の正垣(しょうがき)努社長(43)は「過去最高のゲレンデ状況なだけに宣言の再発令は影響が大きい。感染対策をしっかりして、地道に集客するしかない」とこぼした。

 2019年末に重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたたつの市の龍野城下。しょうゆ蔵を改装したカフェ「クラテラスたつの」の増田憲昭店長は「既に先週から昼の客足が鈍っている。宣言が出ればさらに減るだろう」と身構えた。

    ◇

 14日から午後8時までの営業時間短縮が求められる飲食店は、協力金の支給はあるものの大きな打撃は避けられない。

 姫路市駅前町にある「居食屋まつばら」は通常、客がいれば深夜1時ごろまで営業する。経営者の松原正子さん(72)は「遅うまで開いてるから若い子らも来てくれるけど、宣言が出たら時短を守らなしゃあない」と肩を落とし、ぽつりと漏らした。「どこまで店がもつか、根性だけやね」

 40年余り続くスナック「ろっぽんぎ」(同市駅前町)は昨春と同様、宣言の期間中は休業する。「午後8時なんて、やっとお客さんが来始める時間やもん」とママの有本恵子さん。感染対策を万全にし、客足も戻りかけていた中での再発令となったが「そんなこともあったと、いつか笑えたらいいわね」と話した。

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