兵庫県姫路市議会の松岡広幸議員（５４）が市職員に威圧的な言動を繰り返し、「不当要求行為」と認定された問題で、市会は１日、地方自治法に基づく調査特別委員会（百条委員会）を開いた。松岡市議が事務局長を務める市内の任意団体が、地元で行われる市発注工事の受注業者に協賛金を求めていた問題も議題に上り、百条委は対象となり得る全工事を調査すると決めた。

　任意団体は同市白浜町の「白浜糸引八木地区対策協議会」。神戸新聞社は１月２９日付朝刊で、この協議会が受注業者に対し、おおむね落札額の１％に当たる協賛金を依頼していた－と報じた。事務局は松岡氏の会社に置かれ、協議会幹部らが地域の会館などで事業者と面談。「中央省庁などへ陳情・要望に行く費用」と説明していたという。