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詐欺グループの名簿に掲載のあった世帯を訪問し、注意を呼び掛ける姫路署員=姫路市内
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詐欺グループの名簿に掲載のあった世帯を訪問し、注意を呼び掛ける姫路署員=姫路市内

 後を絶たない特殊詐欺の被害を防ごうと、兵庫県姫路市内の3警察署が、全国の警察本部が詐欺グループから押収した名簿を基に戸別訪問による啓発活動を展開している。名簿に記載のあった姫路市内の家庭などは実に約3千世帯。2020年に特殊詐欺被害が急増した阪神間とほぼ同数という。名簿は次の標的となり得る“予備軍リスト”とも言え、各署とも人海戦術で被害の根絶を目指している。(山本 晃)

 1月上旬、姫路市内の住宅街で姫路署員がインターホンを押した。姿を見せたのは70代の女性と夫。署員は「詐欺グループのリストにお宅が含まれていました。今後被害に遭う可能性があるので注意してください」と説明し、啓発チラシとともに電話用の簡易録音機を手渡した。

 女性は1年ほど前、身に覚えのない架空請求のはがきを受け取った。「数日以内に支払わなければ裁判になる」などとあり、耳慣れない言葉に「一瞬パニックになった」という。その後は冷静な判断で被害を回避したものの、「名簿がどこから流れているのか分からず、気持ちが悪い。友人などにも(名簿に記載があったことを)伝えたい」と話した。

 県警によると、20年に姫路市内で確認された特殊詐欺被害は前年比11件増の39件で、被害額は計6897万9千円だった。地域別にみると、とりわけ市南部で多発。中には約600万円をだまし取られた高齢女性もいた。手口としては、有料サイト使用料名目の架空請求が多く、キャッシュカードの交換を装い、別のカードとすり替えるケースも目立った。

 一方、県全体の20年の被害件数は1027件。多くは神戸・阪神間で、姫路を含む中・西播地域の件数は相対的にみると少ない。

 詐欺グループのリストは中学や高校の卒業生名簿が基になっているケースが多いといい、姫路署の担当幹部は「『自分は大丈夫』と考える人も少なくない。意識を変えてもらえるよう、戸別訪問で引き続き注意を呼び掛けたい」とする。

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