姫路

  • 印刷
自社の軽乗用車をキッチンカーに改造した林野塗研の綱沢知英社長=姫路市大津区真砂町
拡大
自社の軽乗用車をキッチンカーに改造した林野塗研の綱沢知英社長=姫路市大津区真砂町
「軽キャン工房 Bamboo」が改造したキャンピングカーの車内(武木田さん提供)
拡大
「軽キャン工房 Bamboo」が改造したキャンピングカーの車内(武木田さん提供)

 コロナ禍を背景に、車の改造業者に新たなニーズが生まれている。飲食店の時短営業や遠出の自粛が長引く中、キッチンカーで移動販売をしたり、キャンピングカーで旅行気分を味わったりしようと、車を改造する人が急増。兵庫県姫路市内の業者にも問い合わせが相次いでいる。(地道優樹、山本 晃)

 午後8時以降の営業自粛要請が長引き、コロナ禍の影響が大きい飲食業界。移動販売用に車の改造、改修を手掛けている「林野塗研」(姫路市大津区真砂町)には、新たな販路を求める飲食店主からの相談が続いているという。

 本業は車の板金塗装や修理だが、5年前に副業として綿あめの移動販売を始めた際、自社の軽乗用車をキッチンカーに改造。昨年夏、経営難に苦しむ飲食店主から「うちの車も」と相談を受け、顧客向けにも改造を始めた。

 改造費は50万円ほどだが、調理器具などを増やすと数百万円になることも。トランクを開けると折り畳み机が出てくるように仕掛けるなど、自身が移動販売をした経験を随所に生かしている。オーダーメードのため、改造には数カ月程度かかるという。

 綱沢知英社長(46)は「今後は人員を増やし、主力事業の一つにしたい。気軽に相談して」と話す。

 一方、旅行先での感染を恐れる高齢者らから引き合いがあるのが、軽キャンピングカー改造・修理が専門の「軽キャン工房 Bamboo(バンブー)」(姫路市広畑区西蒲田)だ。車の整備士やディーラーとして37年間働いた武木田純一さん(60)=同市=が昨年9月に開いた。

 昨年5月に緊急事態宣言が解除されたころから「旅館やホテルに泊まらずに夫婦で旅がしたい」などとキャンピングカーの製作依頼が舞い込むように。車中泊が趣味だった武木田さんはニーズを見越し、定年を機に開業した。

 車内は収納スペースを減らし、ベッドなどの居住空間を広げる。旅行目的の高齢者のほかに、車をテレワークの空間にしたい若い世代からの問い合わせも増え、今年2月までに計6台を改造した。現在も毎日のように問い合わせがあるという。

 武木田さんは「以前から興味を持っていた人たちがコロナ禍で背中を押されているのでは」と話した。

姫路
姫路の最新
もっと見る

天気(4月12日)

  • 21℃
  • 12℃
  • 20%

  • 24℃
  • 5℃
  • 20%

  • 22℃
  • 11℃
  • 10%

  • 22℃
  • 10℃
  • 10%

お知らせ