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短編小説「PEARL CITY」を完成させたサイモン・ロウさん=姫路市豊沢町
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短編小説「PEARL CITY」を完成させたサイモン・ロウさん=姫路市豊沢町

 オーストラリアから来日し、兵庫県姫路市で23年間暮らす作家サイモン・ロウさん(51)=姫路市=が、神戸を含む世界7カ国の都市を舞台にした英文短編小説「PEARL CITY(パール・シティー)」を出版した。自身が訪れた場所で体験した出来事から創作した16編を収録。弱さと強さを併せ持つ主人公が、さまざまな出合いを通じて逆境を乗り越えていく姿を描く。(安藤真子)

 表題作「Pearl City」は、神戸港と南京町を舞台に、真珠泥棒を追うシングルマザー探偵の物語。盗みをはたらく人々の背景や、シングルマザーの苦悩など、登場人物の状況や葛藤を細部まで描く。

 「Spirited Away(スピリテッド・アウェー)」は、ある銭湯で赤いコイや雷神の入れ墨を見て、「お化けを見た」とおびえて飛び出す酔っぱらいの青年の物語。京都の銭湯を訪れた体験をもとに創作したという。

 ロウさんは1997年に来日して以来、姫路で暮らしている。現在は関西学院大の講師として学生らに英語を教える傍ら、執筆活動に励む。

 これまで訪れた約35カ国で感じた匂いや音などを思い出し、「もしもこんなことがあったら」と想像を膨らませる。2017年には9カ国を舞台にした短編小説「GOOD NIGHT PAPA(グッド・ナイト・パパ)」を出版し、収録作は神戸大で入試問題の英文として使われたこともあるという。

 現在は、パリでトラブルに見舞われた日本人2人が助け合いながら旅を楽しむ小説などを執筆している。ロウさんは「コロナ禍のこの機に、ぜひゆっくりと頭の中で旅をしてほしい」と話す。

 Mighty Tales Publishing刊、274ページ。1850円。アマゾンで販売中。

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