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退任を表明した市会常任委員会を終え、一礼する高馬豊勝副市長=姫路市安田4(撮影・大山伸一郎)
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退任を表明した市会常任委員会を終え、一礼する高馬豊勝副市長=姫路市安田4(撮影・大山伸一郎)

 「職を辞し、おわびを申し上げたい」。18日の市議会常任委員会で突如、退任を表明した兵庫県姫路市の高馬(こうま)豊勝副市長(59)。市中央卸売市場の同市白浜町への移転を巡り、地元を地盤とする松岡広幸市議(54)の要望に「機嫌を損なうと市場事業に影響が出る印象があった」と審議で説明。結果的に、他地域の事業の予算を流用するなど不透明な対応につながり「白浜地域への過剰な配慮となった」と陳謝した。(田中宏樹)

 姫路市では黒川優副市長(64)も3月末で退任する意向を固めている。関係者によると、清元秀泰市長は2人の後任について、庁内からの起用を軸に検討しているもようだ。

 高馬副市長が退任を表明したのは市会文教・子育て委員会。市議から市立白浜小学校(同市白浜町甲)の相撲場建設費が想定の2・5倍に膨らんだ問題の責任を問われると、起立して辞意を口にした。突然の事態に、委員会室は数秒間沈黙に包まれた。

 相撲場は、市教育委員会が建設費約6250万円を投じて今年3月に完成。地元や松岡市議の要望に「可能な範囲で応じ」(市教委)、東京の両国国技館を模した特殊な造りとした。建設費は当初見積もりの2・5倍となったが、市教委の相談を受けた高馬副市長は建設を指示した。

 委員会の冒頭、高馬副市長は相撲場の意匠について「松岡市議から『市場の移転再整備は地元に負担がかかる。そこをくみとって配慮してもらいたい』と強い要望があった」と釈明。「経費を抑える前提で、予算の流用で対応するよう財政局へ指示を出した」と打ち明けた。

 松岡市議からの要望については「市場の担当職員からも『強く言われて困る』という相談があった」と答弁。「圧力が部下に向かうとさらに業務が止まる。私が前に出て、事業推進に努めた」とした。

 委員会には、相撲場の建設事業を最終決定した黒川副市長も出席し「松岡市議の要望に苦慮した高馬副市長や職員を守れなかった責任を痛感している」と述べた。

 清元市長は「多忙」を理由に報道陣の取材に応じず、「突然の辞任に大変驚いている」などとするコメントを出した。

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