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円教寺の僧侶らが執り行った祈願祭=姫路市夢前町玉田
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円教寺の僧侶らが執り行った祈願祭=姫路市夢前町玉田
ドローンで撮影した菜の花畑に浮かび上がった文字(夢前ゆめ街道づくり実行委員会提供)
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ドローンで撮影した菜の花畑に浮かび上がった文字(夢前ゆめ街道づくり実行委員会提供)

 菜の花が見頃を迎えた兵庫県姫路市夢前町玉田で28日、新型コロナ禍の「退散祈願祭」があった。書写山の麓の畑約8ヘクタールで、怨念や災いが去るよう願う「衆怨悉退散(しゅうおんしったいさん)」の5文字の形に花を刈り取っており、ロープウェイからも眺められる。

 玉田地区では「世界遺産姫路城マラソン」に合わせて毎年、農業法人「夢前夢工房」(同町宮置)が早咲きの品種を栽培。同マラソンは2年連続で中止となり、宿泊業や農業、飲食業者らでつくる「夢前ゆめ街道づくり実行委員会」が活性化策として企画した。

 畑に描かれた文字は円教寺の大樹孝啓住職(96)が揮毫(きごう)した字を基にした。文字の部分だけを刈り取り、同委員会のメンバーが27日に石灰をまいて白く浮かび上がらせた。

 祈願祭は同寺の執事長・大樹玄承さん(64)らが執り行った。同委員会副委員長の衣笠愛之さん(59)は「春に黄色い色を見るとワクワクした気分になる。コロナ禍の閉塞感はあるが、花を見て元気になってもらいたい」と話していた。

 花は3月中は楽しめるという。(田中宏樹)

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