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アートプロジェクトの方針を語る日比野克彦さん(手前)と、大樹孝啓住職=書写山円教寺
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アートプロジェクトの方針を語る日比野克彦さん(手前)と、大樹孝啓住職=書写山円教寺

 姫路市立美術館(兵庫県姫路市本町)は本年度から、芸術や建築の第一人者を招き、姫路の魅力を発信する4カ年のアートプロジェクトを始める。毎年1人が書写山円教寺(同市書写)に長期滞在してインスタレーション(空間芸術)を展開し、姫路城でのトークイベント、美術館での個展も予定する。円教寺でこのほど記者発表会があり、今夏に訪れる現代美術家、日比野克彦さんら4人が活動方針を語った。(地道優樹)

 アートの力で地域を盛り上げようと企画。2022年度は現代美術作家の杉本博司さん、23年度はデジタルアート集団「チームラボ」の猪子(いのこ)寿之さん、24年度は建築家の隈研吾さんを招待する。アーティストの中谷芙二子(なかやふじこ)さんも22~24年度に招く。

 記者発表会には日比野さんと大樹孝啓住職が出席し、杉本さん、隈さん、猪子さんはオンラインで参加した。

 日比野さんは朝顔を各地で育てて種を採り、翌年に別の地で咲かせる取り組みを2003年から展開。円教寺では5月から、舞台造りの摩尼殿の下に約200個のプランターを置き、高さ5メートル超まで育つ朝顔を栽培。縁側からつるしたロープにつるを巻き付かせ、赤や青紫の花を7月ごろから開花させる。

 また、朝顔の種をイメージした手作りの船で姫路市家島町の西島周辺を航海し、地元の子どもたちと浮遊物や海底の遺物を集める催しも企画。日比野さんは「地域の人とつながりを築き、次の方々にバトンを渡したい」と語った。

 杉本さんは円教寺の国重文「三つの堂」を舞台にするプランを明かした。「五輪塔を並べたインスタレーションや、能のクライマックスをつないだ映像作品を展開したい」と意気込む。

 猪子さんは森や建物内に色とりどりの光や映像を投影した過去の作品をモニターで紹介。「鑑賞者の肉体と同じ世界にあるかのような『超主観空間』を創りたい」と抱負を述べた。

 隈さんはコロナ禍で「歴史の流れが都市への集中から分散へと反転した」と前置きし、「都市と自然の関係を宇宙的なスケールで考え、従来の建築の発想とは違ったものを円教寺でお見せしたい」と語った。

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