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トーチを手に笑顔を見せる眞鍋政義さん=姫路市本町
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トーチを手に笑顔を見せる眞鍋政義さん=姫路市本町
曽谷通子さん
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曽谷通子さん
安居院あかねさん
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安居院あかねさん
西岡斉さん
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西岡斉さん

 東京五輪の聖火が23日夕、姫路城三の丸広場(兵庫県姫路市本町)に到着し、82人のランナーが代替行事の「点火セレモニー」に臨んだ。新型コロナウイルスの緊急事態宣言の延長で公道でのリレーは中止となり、走ることすらかなわなかったが、舞台上では2人一組となってトーチを近づけ、笑顔を見せた。大役を終えたランナーたちに思いを聞いた。

■練習に打ち込む選手らにエール 元女子バレー代表監督眞鍋政義さん

 元全日本女子バレーボール代表監督の眞鍋政義さん(57)はトーチキスを終えて舞台を降りると、「姫路城から歩いて1分のところに実家があり、ここは子ども時代からの遊び場。聖火をもらい、感動した」と笑顔を見せた。

 選手や監督として五輪を3度経験し、2012年のロンドン五輪ではチームを銅メダルに導いた眞鍋さんだが、聖火ランナーは初めて。応援する側の大役を果たし「次の方に炎をつなげてほっとした。東京五輪・パラリンピックが浸透してほしい」と話した。

 五輪開催を巡ってさまざまな声が上がる中、「選手、スタッフが一番大変な中で最後の練習をしている。自分の目標を持って頑張ってほしい」と後輩たちを思いやり、「バレーは男子、女子、ビーチバレーとある。ぜひメダルを取ってほしい」と期待した。(古根川淳也)

■パラスポーツの魅力を伝えたい 曽谷通子さん(58)=たつの市

 パラスポーツの魅力を伝えようと、次女の上原綾香さん(27)の付き添いでステージへ。おそろいのシューズを履き、くるりと回ってポーズを決めた。

 先天性の視覚障害があり、右目が見えず、左目は弱視。出産後にパラスポーツを本格的に始め、陸上とテニス、卓球に取り組んだ。競技を通じて目標を見つけ、同じ立場の仲間と悩みを分かち合ってきた。

 舞台に上ったのはわずか1分程度。「聖火の熱を感じられたが、もうちょっとあの場にいたかった」と名残惜しそうだった。(井上 駿)

■スプリング8のPRが仕事納め 安居院あかねさん(54)=たつの市

 「東京まで聖火が届け」。目いっぱい高くトーチを掲げ、願った。「1年以上もやもやしていましたが、今は晴れ晴れとした気持ち」と笑みを浮かべた。

 量子ビームが専門の研究者で、大型放射光施設スプリング8を活用した研究に取り組むため関東から転居した。以来20年間を播磨で過ごしたが、6月には東北で建設が進む新施設へ移ることが決まった。最先端の施設が身近にあることを知ってもらいたいと臨んだ五輪行事が最後の仕事となり、「無事にやり切りました」と充実した表情を見せた。(井上 駿)

■2度目の聖火に感慨こみ上げる 西岡斉さん(74)=市川町

 1964年の東京五輪に続き、聖火ランナーとして再びひのき舞台に立った。緊急事態宣言の中で実施されるセレモニーに「楽しんでいいのか」と葛藤もあったが、壇上に立った瞬間、「ああ、良かったなあ」と感慨がこみ上げた。

 トーチキスを行う舞台には、「希望の道を、つなごう」とメッセージが掲げられていた。「57年前に走った道が、この日につながったのかなと思う」としみじみと話した。

 孫たちも応援に駆け付け、「トーチ重いね」「すごい」と祖父をねぎらった。(伊藤大介)

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