新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種で、兵庫県姫路市は４日、新たな集団接種会場を広畑、飾磨、姫路独協大の３カ所に設けると発表した。いずれも７日午前８時から、市の専用ウェブサイトとコールセンターから予約ができる。スマートフォンの操作が不慣れな高齢者を高校、大学生がサポートする「予約お助け隊」を６、７日に市役所１０階会議室で実施する。（井上　駿）

　集団接種は、すでに運用を始めた同市夢前町の前之庄公民館を含めて計４会場となり、広畑は一般接種でも活用する。７日から始まる市の予約枠は計約２万回分で、前之庄＝５００回▽広畑＝７５００回▽飾磨＝４５００回▽姫路独協大＝２４５０回－を配分。個別接種は医師会診療所（西今宿３）など６医療機関に計５６００回分を割り振る。いずれも米ファイザー製を使う。

　市によると、市内の高齢者（約１５万人）は４日時点、１６％に当たる約２万４千人が１回目の接種を終えている計算という。７日の次の予約受け付けは、今月２１日を予定している。

　また、急なキャンセルなどでワクチンが余った場合、個別接種では、各医療機関の予約を前倒しするなどして対応し、集団接種では会場近くの病院や福祉施設、学校や保育所に声掛けし、職員に接種して廃棄を無くす方針も示した。

　６５歳未満の一般接種は、今月中旬から順次、接種券の郵送を始める。６０～６４歳▽基礎疾患がある人▽高齢者施設の職員－は、７月５日から予約受付を始める見込み。

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　お助け隊の利用には、スマートフォンと接種券が必要。６日は午前１０時半～１１時半、午後２～３時の２部制で、姫路女学院高校の生徒１０人と市職員５人が初期登録を手伝う。市の予約受け付けが始まる７日は、午前８時～午後４時に市内の大学生十数人が協力し、初期設定から予約までをサポートする。